- Liamgallery | 東京都
SandS初個展『ハルシネーションイニシエーションインビテーション』
- 2025/11/29(Sat)〜11/30(Sun) 終了
“Speculative and Sightseeing”をテーマに5年以上活動し育ててきた、言葉にすると難解な「純粋三次元思考」の世界観や考え方を、具体的なアウトプットを通じて体感できる展示です。
これまでの活動を世界のトピックとリンクする形でまとめた年表や、制作してきたZINEなどを展示/販売するとともに、SandSメンバーの4人がそれぞれの思考と試行で生み出した「純粋三次元思考の発露」を新作群として展示します。新作群は、漫画作品(2100年の世界観とストーリーボード)、デジタル/インタラクティブ作品(観光地とAIがテーマ)、立体作品(思考法を体現する塑像とウェアラブルプロダクト)などを予定しています。

SandSは、世界にある先入観や固定観念を疑い、これまでにない角度からNEWアイデアを生み出す思考法「純粋三次元思考」を掲げるデザインコレクティブです。
2020年に結成し、アフターコロナ/ウィズコロナ時代のSF思考実験『“New-Move” Society』発表。2021年に現代アーティスト野村康生応援プロジェクト「Artist Movement “UNITED”」発表。2022年に『純粋三次元思考本』発行。2023年にカジュアルな思考実験の場「純粋三次元思考学会」発足、芸術祭「MIND TRAIL 奥大和 心のなかの美術館」出展。2024年に純粋三次元思考での発想を触発する『もしグラカード』発売、『純粋三次元思考学会誌 vol.01』発行。2025年に文化まじわるポップアップマーケット『次の電車がくるまで Vol.4』出展、初個展『ハルシネーションイニシエーションインビテーション』開催。
https://s-and-s.tokyo/
本展覧会は、「MIND TRAIL 奥大和 心のなかの美術館」への出展など、アーティストとしても活動するデザインコレクティブSandSの初個展です。
SandSが掲げる「純粋三次元思考」は、重力のような当たり前の先入観や固定観念すら取り払い、非連続的なクリエイティブジャンプを志向する究極のクリティカルシンキングです。
それは、確率的に最も妥当な選択肢を導く大規模言語モデルの挙動とは対照的に、むしろ意図的に幻覚“ハルシネーション”を起こすことにも似ています。
本展覧会では、SandSの4人がそれぞれの思考と試行で生み出した「純粋三次元思考の発露」を新作群として展示します。
意図的なハルシネーションの発露たる作品たちとの出会いをイニシエーションとして、本展が皆さんを「純粋三次元思考」の世界へと誘うインビテーションになることを願っています。
SandSメンバーの共同編集によるオリジナルアート&カルチャームック本『純粋三次元思考本』を発刊しました。「重力ってあるけど、もしなかったら?」僕らの暮らす世界には重力がある。つまり、僕らの暮らすこの三次元空間には、実は上下方向のバイアスがかかっている。純粋三次元思考とは、そんな究極的に当たり前の先入観や固定観念すら取り払い、超観光的かつ超思索的に物事を捉える思考法です。
本書は企画展「平川紀道・野村康 既知の宇宙|未知なる日常」にて行われた刊行記念トークイベントにあわせ、島根県芸術文化センター「グラントワ」ミュージアムショップでも販売されました。
「もしグラカード」は、重力のような究極的に当たり前の先入観や固定観念すら取り払い、超観光的かつ超思索的に物事を捉える思考法「純粋三次元思考」を使って、“Think outside the box”での発想を手助けするプロヴォケーション(触発)カードです。
それぞれ16枚ずつの「もし」カードと「どうなる?」カードの組み合わせで、256パターンもの当たり前すぎて考えたこともないような純粋三次元思考的な問いを提示します。
ワークショップのアイスブレイクやチームビルディング、新規サービス・プロダクトのアイディエーション、小説や漫画の企画、SFプロトタイピングや哲学対話の題材など、「もしグラカード」の可能性は無限大。
「MIND TRAIL 奥大和 心のなかの美術館」は、奈良県南部・東部に位置する奥大和を舞台に、長時間かけて歩き、雄大な自然を作品を通して体験する唯一無二の芸術祭です。
2023年の舞台となるエリアは、吉野町、下市町、下北山村の3町村。SandSの浅見が下北山村のエリアディレクターの一人として参加し、SandSがアーティストとして参加しました。
作品を出展した下北山村は、世界遺産にもなった修験道の聖地・大峯奥駈道の宿場として生まれた村です。その下北山村と修験道の歴史をリサーチし、当時の人々の暮らしと価値観を大きく変える歴史の転換点となった、明治元年の神仏分離令を分岐点とした、あり得たかもしれない別の世界線の可能性をサイトスペシフィックなインスタレーションとして制作しました。
史実を神道・修験道の変遷を軸に解釈しながらプロットし、そこから明治元年の神仏分離令を分岐点とした別の歴史を「ifの世界線」として描き、このifの世界線の習俗を、現実の世界線に染み出した「痕跡」として複数のインスタレーションで表現してトレイル上に配置しました。