- セントラルミュージアム銀座 | 東京都
刻之共鳴― 竹市求仙・何柏青 日中刻字芸術交流展
- 2025/11/24(Mon)〜11/30(Sun) 終了
本展のポイント
・新旧80点を一挙公開:長年の研鑽による代表作と新作を併置、作風の深化と展開を俯瞰。
・多素材・多技法を比較鑑賞:木・合板などで“線の表情”と“陰影”がどう変わるかを可視化。
・日中の“共鳴”:群馬の竹市求仙と上海の何柏青。同じ「文字」から異なる造形言語が立ち上がる。

文字を彫り刻む表現“刻字(こくじ)”に焦点を当てた合同展「刻之共鳴ー 竹市求仙・何柏青 日中刻字芸術交流展」を、2025年11月24日(月・振)~11月30日(日)、セントラルミュージアム銀座で開催します。日中両作家の作品各40点、計80点を展示し、素材・刀法・彩色の違いから立ち上がる“文字の立体美”と、日中二人の美学が呼応する「共鳴」を体感いただけます。
刻字とは
刻字は、紙上の筆跡を板上の立体へ翻訳する書の表現です。筆線の抑揚や余白の緊張は、彫り(刀法)と彩(色面)によって光と影の造形へと転換され、文字の「かたち」と「意味」を同時に浮き上がらせます。本展は、素材・構成・彩色の対照から“刻字の現在地”を見渡す試み。二人の視座が交差することで、東アジアの文字文化が培ってきた共通性と個性が、鮮明に立ち現れます。
竹市求仙(たけいち きゅうせん/群馬)
1945年、群馬県藤岡市生まれ。号は「求仙」。駒澤大学大学院修士課程修了後、群馬県立藤岡高等学校書道教諭を経て、光徳寺第32世住職、社会福祉法人光徳会理事長を務める。大学時代に書家・桑原翠邦氏、篆刻家・長揚石氏に師事し、刻字の道へ進む。「書・彫・彩」を融合させた刻字芸術に60年以上取り組み、作品は雙林寺、仁叟寺など各地寺院に奉納。2025年、高崎高島屋で刻字歴六十周年記念展を開催。現在、毎日書道展審査会員、日本刻字協会理事、群馬刻字協会理事長として後進の育成にも力を注ぐ。
何柏青(か はくせい/He Baiqing/中国・上海)
1962年、上海市生まれ。祖籍は浙江省余姚。華東師範大学中国語学科を卒業後、上海戯劇学院書法研究生課程を修了。2013年、清華大学美術学院刻字芸術高級研修班で王志安氏に師事し、書・構成・篆刻・彫刻・色彩を融合した総合芸術としての刻字を学ぶ。幼少より書に親しみ、五歳で外祖父に筆を学ぶ。2011年、上海市書法家協会に刻字専門委員会が設立されると初代副主任を務め、教育と創作の両面で発展に寄与。これまでに500点を超える作品を制作し、2019年には「板上心語」三人刻字展を開催するなど、日中の文化交流にも積極的に取り組んでいる。
竹市求仙
何柏青
竹市求仙 作「今を生きるいまが大事」30cm x 30cm
何柏青 作「心画」30cm x 30cm x 3cm