- 軽井沢ニューアートミュージアム1Fギャラリー (WHITESTONE Karuizawa) | 長野県
下田ひかり- 傷つき、壊れたものたちへ-
- 2025/12/13(Sat)〜2/1(Sun) 開催中
この度、軽井沢ニューアートミュージアム1Fギャラリー(ホワイトストーン)では、下田ひかりのホワイトストーンでは初となる個展「傷つき、壊れたものたちへ」を開催いたします。
現代美術作家・下田ひかりは、現代社会に生きる人々が抱える"孤独"や"生きる苦しさ"を、カラフルでポップなイラストレーション的表現で描いています。
作品に描かれる、ピンクのセーラー服を纏った少女や赤いマントを羽織る少年は、コンテンツに溢れた現代を生きる私たちが、潜在的に認識している憧れの救世主__魔法少女とヒーローの姿です。かつて世界の人々を救う存在"だった"彼らは、世界に取り残され、一体誰が彼らを救うのでしょうか。
描かれたモチーフや技法にも注目しながら、ぜひ下田ひかりの世界をご体感ください。
尚、こちらの企画展の作品はお買い求めもいただけます。
皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。
(※休館日・臨時閉館日につきましては、展覧会内容をご確認ください。)

当館HPより抜粋
現代美術作家下田ひかりは、日本のマンガやアニメの鮮やかな世界観に触発され、カラフルでイラストレーション的な視点を通して現代社会の諸問題に切り込みます。
下田は本展において、これまでの制作テーマである「生きる苦しさや孤独」を抱えながらも生き抜く姿を描いた作品と、新たに概念的な「金継ぎ」の要素を投影させた作品を合わせて20点展覧します。
以下、作家ステートメント
うつ病になり、絵が描けなくなって2年、何のきなしに金継ぎを趣味で始めた。それは樹脂を使って行う簡易的なものだったが、壊れたものを直す作業が楽しかった。
金継ぎの練習のためにわざと器をハンマーで割る事もある。その行為は、誰かを傷つけてしまったような罪悪感を持つ。
取り返しのつかない事をしてしまった、あの焦りや後悔。そしてその壊れた器を、今度は自分で直していく。ものによっては元よりもより良いもののように見える事もある。
器の壊れ方は様々で、直ったあとの姿は唯一無二のものに変わる。
私は今まで、生きる苦しさや孤独を抱えながらも生きていく事をテーマとして描いてきた。この苦しさを救うのは誰か。結局は死であったり、自分自身が耐えて変化していく事ではないか。
世界では絶えず争いが続き、それは現実でもネットでも深い分断を生み続けている。
どうしたら救われるのか。答えは出なかった。
テレビで争いのニュースを見つつ金継ぎをやりながら、「直していけばいいんじゃないか」と思った。
壊れたものは元に戻らない。傷付いた心も、体も、人々の関係も、多分なかった頃に戻る事はない。けれど、違う形に直していく事はできるんじゃないか。もしかしたら、それが救済の一つの形なのではないか。
そう思い、今回は今まで制作してきた苦しみの渦中にある作品と、金継ぎを絵に概念的に投影させた作品を並べる事とした。
タイトルの「ものたち」は、人の心、社会、世界など様々なものを意味している。
ー下田ひかり
企画・主催 WHITESTONE Karuizawa
休館日:毎週月曜日 (月曜日が祝日の場合は営業翌平日休業)
年末休業:2025/12/29-2026/01/03
冬季休業:2026/01/13-2026/01/22
開館時間:10:00-17:00 (最終日は15:00まで)
料金:無料
壊れたものたちへ#1 (2025)
パネル、キャンバス、新聞、アクリル、油彩、金箔
116.7× 91cm
©︎2025 HIKARI SHIMODA
骨を拾う (2025)
パネル、キャンバス、油彩
72.7×60.6cm
©︎2025 HIKARI SHIMODA
Children of This Planet #72 (2025)
パネル、綿布、油彩
41×31.8cm
©︎2025 HIKARI SHIMODA
God Is Dead, But… #20 (2025)
パネル、キャンバス、油彩
72.7×72.7cm
©︎2025 HIKARI SHIMODA