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  • Yoshimi Arts | 大阪府
  • レイチェル・アダムス「Interference」

  • 2026/1/31(Sat)〜2/22(Sun) 開催中

展覧会の見どころ

現代のイギリス女性作家、レイチェル・アダムスの作品をご覧いただける機会となります。
これまでレイチェルは、ヨーロッパでよく見られる、大理石の展示台の上に女性像や英雄像が置かれる展示に潜む構造について考察してきました。
彼女はこの構造が、家庭内における机とその上に置かれた花瓶、椅子とそれに座る人との関係性と重なっていると捉えています。
そうした視点から、展示台や像、机や花瓶に、女性たちが家庭の中で担ってきた染色や編物といった手仕事を施し、作品を制作してきました。
本展では、これまでの実践をさらに発展させ、「テクノロジーとは何か」という問いを軸に展開する展示となります。

Yoshimi Arts 稲葉征夫

展覧会内容

2026年1月31日(土)-2月22日(日)
12:00-19:00 (日 -17:00)
月・火 休

January Party
1月31日(土) 若狭ビルの3ギャラリーが展覧会を同時期開催
(Calo Bookshop & Cafe, The Third Gallery Aya, Yoshimi Arts)
17:00-19:00 オープニングレセプション、作家在廊

Yoshimi Artsでは、英国グラスゴーを拠点に作家であり大学講師としても活動する、レイチェル・アダムスの個展「Interference」を開催いたします。

アダムスとの出会いは、2013年にロンドンのSaatchi Galleryで開催されたグループ展「Paper」で発表していた彫刻作品でした。その作品は、一見古典的なブロンズ像や石像の位相を持っていましたが、近づいてみると全て着色された紙で形作られており、紙という素材は慣れ親しんだ物なのに、味わったことのない感覚で感動したことを今でも鮮明に覚えています。

その後、弊廊では、2014年のグループ展「”Material and Form” in a digital age」にアダムスを出品作家として招待し、2015年には日本初個展となる「Open Studio」を開催いたしました。「Open Studio」で見せた、手染めの布地と、高度なデジタル処理技術によって造られたアクリル製のオブジェクト、伝統的な彫刻手法と道具を用いた新しい彫刻のシリーズは、歴史に対する私達の知覚概念と、アートとデザインを隔てている階層的な構造の矛盾点を浮き彫りにしました。そして、2021年6年ぶり2回目となる個展「Home Grown」では、2020年世界的なパンデミックの発生により社会や人々の生活は一変し、彼女が暮らすスコットランドでも幾度ものロックダウンが行われた状況下で制作した、毎月定期購読しているインテリアとデザインの雑誌『ELLE Decoration』(UK) からキノコが生えている様相の作品を発表しました。

アダムスの制作は、テクノロジーの歴史に関わる問題を主題としています。版画、彫刻、テキスタイルなど複数のメディアを横断しながら、「テクノロジー」とは何かという定義を問い直し、労働のヒエラルキーとそれが文化的慣習や素材とどのように結びついているのかを再考しています。彼女は展覧会を通じて、ギャラリー空間を労働と余暇が交錯する思考実験的な場として捉え直し、テクノロジーをめぐる異なる物語同士を対話させてきました。また、相反する歴史的記述をオブジェやイメージの中に組み込むことで、歴史の客観性や解釈のあり方についての問いを提起しています。

本展において、アダムスはオンライン上で収集したコンピュータ技術の画像を用い、新たなドローイング・シリーズを制作しました。初期のデジタル時代において回路設計がまだ紙ベースで行われていた頃のプロセスを想起させるラックシステムを用いて展示します。

画像| 《Interference (Neural Inference Machine 3)》 2025 ペン、紙 70x50cm

レイチェル・アダムス/Rachel Adams
1985年イギリスのニューキャッスル・アポン・タインに生まれ、現在グラスゴー在住。エディンバラ大学 エディンバラ・カレッ ジ・オブ・アート 卒業、オックスフォード大学 ラスキン・スクール・オブ・アート 修了。2017-2023年 エディンバラ大学、ダンディー・コンテンポラリー・アーツ(Print Studio) AHRC 博士研究員 (PhD)、2023年より グラスゴー芸術大学 彫刻・環境芸術学部 Lecturer。
近年の主な展覧会として、「Shoehorn」(with Hilda Korte、Pipeline/ロンドン、2024)、個展「Damp」(domobaal/ロンドン、2022)、「Open Studio」(Yoshimi Arts/大阪、2015)、「Posturing」(Scottish National Gallery of Modern Art/エディンバラ、2012)。グループ展に「"Material and Form" in a digital age」(Yoshimi Arts、2014)、「Paper」(Saatchi Gallery/ロンドン、2013)等。

  • 個展「Open Studio」展示風景 (Yoshimi Arts、2015)

  • 個展「Home Grown」展示風景 (Yoshimi Arts、2021)

基本情報/アクセス

展覧会名
レイチェル・アダムス「Interference」
会期
2026/1/31(Sat)〜2/22(Sun)
会場
Yoshimi Arts
住所
〒550-0002 大阪府大阪市西区江戸堀1-8-24
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