- GALLERY METABO ROOM105 | 京都府
KESHIN ー At the Threshold of Inside and Out ー
- 2026/4/18(Sat)〜4/26(Sun) 終了
この展示は、写真を「見る」だけではありません。会場の一部で立体音響が使われていて、そこに立ったとき、自分の身体がどう反応するか、ちょっと意識してみてもらえると嬉しいです。
「KESHIN(化身)」というタイトルには、内と外、自分と他者、意識と無意識——そういった境目がふっとあやふやになる瞬間、というイメージがあります。普段は当たり前に感じている自分の輪郭が揺らぐ感覚、その瞬間にあえて立ってみることが、この展示のコアになっています。
背景にあるのは、AIが急速に発展していく中で「自分の感覚って、ちゃんと自分のものでいられるのかな」という問いです。一人の親として、これからを生きる子どもの将来を考えたときに、そう思うようになったことが出発点でした。難しそうに聞こえるかもしれないけれど、結局伝えたいのはシンプルで、「いま、あなたは何を感じていますか」ということだけです。
作品の前では、解釈しなくていいです。音と写真が重なる空間の中で、自分の感覚がどこかいつもと違うな、と気づいてもらえたら、それがこの展示との一番いい出会い方だと思っています。

鈴木ナオコ写真展「KESHIN ー At the Threshold of Inside and Out ー」2026年4月18日から京都にて開催
KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭のサテライトイベント「KG+」に出展。写真表現と立体音響を用いた展示を実施。KG+DISCOVERY Award 2026 ファイナリスト選出。
鈴木ナオコによる写真展 「KESHIN ー At the Threshold of Inside and Out ー」 を、2026年4月18日(土)から4月26日(日)まで、GALLERY METABO(京都府)にて開催いたします。
本展は、写真表現と立体音響を組み合わせたインスタレーション展示です。視覚情報としての写真に、空間的に設計された音響体験を重ねることで、鑑賞者の身体感覚に直接働きかけます。立体音響作品は会場内の一部空間にて体験いただけます。
タイトル「KESHIN」は、「化身」――ある存在が別の姿となって現れることを意味する言葉に由来します。
本展では、写真と音という異なるメディアを通して、内と外、自己と他者、意識と無意識といった境界が揺らぐ瞬間を提示します。
同作家はこれまで、視覚に限定されない写真体験の可能性を探求してきました。その探求は単なる表現の拡張にとどまりません。急速に発展するAI技術が人間の認知へ影響を及ぼし始めている現代において、「自分の感覚を守ること」の重要性を強く意識したことに端を発しています。
次世代を育てる親として、自らの感覚と思考を主体的に保ち続けるために何ができるのか。複雑化する世界の中で無意識のうちに鈍化していく知覚を、自らの身体を通して再び意識化するための実践として、本展は位置づけられています。
本企画は、KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭のサテライトイベントであるKG+に出展しており、KG+DISCOVERY Award 2026 ファイナリストに選出されています。
■開催概要
写真展名
KESHIN ー At the Threshold of Inside and Out ー
会期
2026年4月18日(土)– 4月26日(日)
11:00–19:00(最終日は17:00まで)
会場
GALLERY METABO ROOM105
〒606-8392
京都府京都市左京区聖護院山王町18 メタボ岡崎
■作家プロフィール
鈴木ナオコ
1978年生まれ。一児の母。
楽器音響機器メーカーにてマーケティング・広報部門のインハウスデザイナーを経て、フリーランスのグラフィック/Webデザイナーとして活動。2023年より写真制作を本格化。うつゆみこ氏のゼミに参加後、現在は瀬戸正人氏主宰 新宿PlaceM「夜の写真学校」に在籍。フォトシティさがみはら2025 アマチュアの部入選。
■立体音響展示について
会場内に8chキューブ配置による立体音響システムを設置します。
作家がアンビソニックス方式マイクを用いて360度全方位で収録したフィールドレコーディングを基に音場を構築。その空間内に写真作品を展示することで、視覚と聴覚が交差する体験を生み出します。