- 月光荘 画室1 | 東京都
TAGA個展 ポリテンポ
- 2026/5/4(Mon)〜5/10(Sun) 開催前
TAGA個展
ポリテンポ
2026/5/4(月)−5/10(日)
11:00−19:00(最終日16:00まで)
月光荘 画室1
耳を澄ませば、世界はいつも“いくつもの速さ”で動いています。
たとえば音楽を聴きながら歩いているとき──骨伝導イヤホンから流れるビートと、駅のアナウンス、隣を歩く人の足音、遠くの鳥のさえずりが、偶然ぴたりと重なる瞬間があります。
これを音楽の言葉で「ポリテンポ」と呼びます。
ひとつの曲の中で違うテンポが同時に鳴っている状態。
この現象は音だけにとどまりません。
私たち一人ひとりにも固有のテンポ=時間の流れ方があります。
早く決断する人、ゆっくり味わう人。相手と同じ速さで生きていることは稀ですが、うまく“重なり”を見つけられたとき、人間関係は軽やかに動き出します。
逆に、テンポの公倍数が途方もなく大きいとき、関係はぎこちなく、遠ざかってしまうかもしれません。
絵を描くとき、私はこの〈ポリテンポ〉をキャンバスの上で探します。
伸びる線、跳ねる線、じっと留まる線。濃い色、薄い色、透ける色。
それぞれが好き勝手に動きながらも、最後には同じ絵の中で必然の位置に収まるまで対話を続けます。
異なるテンポ同士が、最小公倍数でふっと重なるその瞬間、絵は完成します。
本展に並ぶ油彩は、そんな“重なり”を探し当てた記録です。
どうか立ち止まり、あなた自身のテンポで眺めてみてください。
ここにいる絵の線と色たちは、きっとあなたのリズムともどこかで共振しはじめるはずです。

作家情報
TAGA
油絵画家
HP: https://www.tagatakuya.com
mail: contact@tagatakuya.com
生きていて、強くこころに感じるものがある。
それは輝きであり、ねじれであり、激動である。
だけれども、すぐにわすれてしまう。
それは文字として記憶/記録していても、感情に変換し、出力することはできない。
だから、油絵として残している。
絵のモチーフとしての物事や心象はあるが、フィルターを通すことで抽象的な表現となる。
私にとって油絵は、自己表現であるとともに、リアルな日録でもあるのである。
1998 大阪に生まれる
2022 京都精華大学 卒業
2019 個展 (ドラフトギャラリー/京都)
2019 夏の男男男男男男男展 (ガレリア円町/京都)
2020 ライブペインティング 京都精華大学 夏のオープンキャンパス
2021 旅 みんなの行き先へ (同時代ギャラリー/京都)
2021 個展 コンパクトな多賀琢也展 (ドラフトギャラリー/京都)
2021 生きています。展 (オルタナティブスペース yuge/京都)
2021 個展 最後の果実 (GALLERY Ann/京都)
2022 個展 ギラギラ (GALLERY 35 KYOTO KAMANZA/京都)
2022 京都ニューウェーブ (アートギャラリー鎌倉小町/神奈川)
2023 第86回新制作展 入選 (東京、京都)
2023 個展 ARTIFICIAL SURFACE (恵文社一乗寺店 ギャラリーアンフェール/京都)
2024 個展 見たはずの景色 (The Artcomplex Center of Tokyo/東京)
2024 第87回新制作展 絵画部賞 受賞 (東京、京都)
2025 個展 忘却グルーヴ (アートギャラリー北野/京都)
2025 第88回新制作展 新作家賞 受賞 (東京、京都、愛知)
2026 第88回新制作 受賞作家展 (GALLERY ムサシ GINZA/東京)
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