midocoro | 展覧会の情報と「見どころ」
about POST
  • 清瀬市郷土博物館 | 東京都
  • 文化勲章受章記念 澄川喜一展

  • 2021/7/3(Sat)〜8/1(Sun) 終了

展覧会の見どころ

■代表作「そりのあるかたち」シリーズをはじめとする彫刻作品を紹介
彫刻家イサム・ノグチにも高く評価され、澄川喜一の一つのターニングポイントとなった「MASKⅥ」(神奈川県立近代美術館蔵)。平櫛田中賞受賞作「そりのあるかたち-1」(東京都現代美術館蔵)をはじめとする代表作「そりのあるかたち」シリーズや、「TO THE SKY」など近年の作品まで、約30点の彫刻作品を展示します。具象彫刻から抽象表現への転換、そして現在と澄川喜一の造形美の変遷を辿ることのできる展示となっています。

■会場内で作家本人が制作や作品について語った映像を上映
当市秘書広報課が文化勲章受章を機にインタビューした際の動画や、制作や作品について語った動画の上映コーナーを設けます。作品鑑賞の後は、是非映像でも澄川展をお楽しみください。

清瀬市郷土博物館

展覧会内容

 東京スカイツリー®のデザイン監修者としても著名な彫刻家・澄川喜一(1931-) は、1961 年、当時は町だった清瀬にアトリエを構え、東京藝術大学で後進の育成に携わりながら数々の作品を発表しました。やがて、木や石といった自然の素材と対話し、最大限にその特性を生かした、日本特有の造形美「そり(反り)」と「むくり(起り)」からなる抽象彫刻「そりのあるかたち」シリーズへとつながっていきます。また1974 年に清瀬市中央公園に設置された「平和の塔」をきっかけに、東京湾アクアライン川崎人工島「風の塔」や東京スカイツリー®のデザイン監修など、公共空間における造形の仕事も現在まで数多く手がけています。
 本展では昨年の文化勲章受章を記念し、ライフワークとなっている代表作「そりのあるかたち」シリーズをはじめとする彫刻や環境造形作品を紹介します。今なお多彩な活躍をみせる澄川喜一の作品を通して、清瀬ゆかりの芸術文化に親しむ機会となれば幸いです。

  • MASK Ⅵ 1967年
    神奈川県立近代美術館蔵 撮影:木奥恵三

  • SKULL 1973年
    東京都現代美術館蔵

  • そりのあるかたち 1980年
    埼玉県立近代美術館蔵

  • そりのあるかたち 2018年
    撮影:岡本成生

基本情報/アクセス

展覧会名
文化勲章受章記念 澄川喜一展
会期
2021/7/3(Sat)〜8/1(Sun)
会場
清瀬市郷土博物館
住所
〒204-0013 東京都清瀬市上清戸2-6-41
マップ