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底/おもて 佐伯 瑠美 個展
- 2026/11/7(Sat)〜11/23(Mon) 開催前
底/おもて 佐伯 瑠美 個展
油画
11.7 sat - 11.23 mon 無休
12:00 - 17:00
底/おもて
裏/表 内/外 上/下 天/地 虚/実 みえる/みえない
表裏一体で、反転する 又は 同時に存在している
水が引いて、水の底があらわれる
水が満ちて、一面が水に覆われる
ひと夏を海の近くで過ごした。
暑すぎて人のいない海岸を一人歩いていると、人の背丈ほどのシュモクザメが横たわっていた。
そのすぐ真横に、二人の半裸の人間が穴を掘っている。
ジリジリ熱い太陽の下、 慣れた手つきで大きなシャベルを使って、 ザクザク掘り進める度に、人が穴の中へとどんどん隠れていく。
少し離れたところでその様子を見ていた。
足元でカニが砂の中から出たり入ったりしていた。
荒れた浜には、あらゆるものが打ち上げられていた。
容赦のない太陽の熱で、 貝やら魚やら、 陸へ上がったものは、 順々に焼き蒸されて、一面に潮の生臭さが充満している。
海藻には、 網やゴミが複雑に絡み合いながら、 黒い塊となって、 砂浜に無数に点在している。
その間を縫って歩いていると、塊に紛れて、瀕死の黒い海鳥が首で息をしていた。
上空では、数羽の鳶が鳴きながら旋回して、こちらをうかがっている。
熱気か蒸気か潮か、 海と陸との境界が分からなくなるような白い靄が、 ずっと遠くまでかかっている。
海からの風は時折涼しくもあった。
翌日、同じ場所へ行くと、見渡すばかりの流木で、昨日の浜は跡形もなく消えていた。
水の表面 //////////・・・・・・・・・・ 底の見えない水
―――^^――^^――― 地面から何かが出ている
〰〰〰〰⌒⌒〰〰〰〰 水面から何かが出ている
水が満ちてまた引いた
(作家の言葉より引用)

底/おもて 佐伯 瑠美 個展
油画
11.7 sat - 11.23 mon 無休
12:00 - 17:00
作家プロフィール 佐伯 瑠美
2021年 武蔵野美術大学油絵学科油絵専攻 卒業
2023年 武蔵野美術大学大学院油絵コース 修了
2023年9月 個展『この世のもの』 8cho8ma gallery (東京、西東京市)
2025年2月 個展『合流地点』 8cho8ma gallery (東京、西東京市)