- Little TAO | 東京都
About SOIL -Ichiko’s Life story –
- 2021/11/5(Fri)〜11/16(Tue) 終了
陶芸家、猪瀬市子。モロッコの柔らかなヤキモノに心惹かれ、この地で窯を開こうと決め紆余曲折。モロッコの土は高い温度で焼くと溶けてしまう、柔らかい土。日本の土は高い温度で焼き締まる。土と一言で言っても一筋縄ではいかない。モロッコでの陶芸を模索している中、コロナになり強制退去を求められ帰国。
生まれ育った窯業地で窯を持つことを決意。幸せの青い鳥とりは家にいた!的なところに落ち着くのであろうか。窯業地で生まれ育った呪縛とメリットを消化?昇華?させるために作品を作る。もっと自由でいいんだよ、と自分に言い聞かせながら。
道は続いていく。この展示はほんの道中にしかすぎない。
現代陶芸といわれるモノを作っていた頃は、正直よくわからなかった。クールな作品だと思った。でも、今はもがいて楽しんで泥んこな作品が生まれてくる。それはクールではないけれどどこか光の方へ向かっているように見える。
陶芸家、猪瀬市子の陶展。モロッコの柔らかなヤキモノに心惹かれ、この地で窯を開こうと決め紆余曲折。2020年日本に完全帰国して、窯業地である生まれ故郷に開窯。そして帰国後初の展覧会となります。
焼けば締まって硬くなり、壺や装飾、タイル、レンガ、容器、食器としてはるか昔から人々に利用されてきました。そしてそのもっと以前から、植物が育つのには必要不可欠なモノです。水、空気、ミネラル、鉱物など様々なモノを内包している土。ソイル、クレイ、アース。私たち人類が知っているのはほんの表面の土についてです。
物心ついたときから土に触れてきた市子さんの通過点。
どんな About SOIL が、現れるのか。
そして今回、全く違うアプローチで土と接している盆栽師 小棚明生氏と 市子さんが一つの作品を作り上げます。焼き締まった土。根を柔く包み育てる土。
それぞれの About SOIL。
◉猪瀬市子/小棚明生 対談
11月5日㈮18:00- 8名 無料(要予約)
※Instagramでの配信を予定しております。
https://www.instagram.com/littletao_littletao/