【STATEMENT】
絵の具を描く。
ナイフを握り、 クリームを塗る行為のようにたっぷりと絵の具をのせる。
もったりとした絵の具の重さを感じ、 キャンバスの弾力に手が喜び、 枠を超え、はみ出し、 新たな縁へとなるように酸化し、 決められたキワを無くしていく。
建築物やコンクリートのパッチワークのように、 まるでそれだけで自立をしているように建つ。
かたち や いろ から想起され、 何かに見えるかもしれない。
ただそこには絵の具という物質が存在している。
タイトルは、わたしのみた いろ と かたち の並びのなまえ。 好きなように受け取って、好きなように呼んで。
歌詞のついていない曲を聞いているような、 いろ と かたち と 触感 であそぶ感覚。
【個展開催のお知らせ】
<期間>2022年 4月 26日 ~ 2022年 5月 1日
12:00~19:00 ※金曜日20:00まで ※最終日16:00まで
<会場> JINEN GALLERY
〒103-0001 東京都中央区日本橋小伝馬町7-8 久保ビル3F
【プロフィール】
滝本優美 TAKIMOTO YUMI
1992年東京都生まれ。2018年武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程美術専攻油絵コース修了。 ペインティングナイフを用いて描いている。
シェル美術賞、トーキョーワンダーウォール入選。 2018年「画廊からの発言 新世代への視点」コバヤシ画廊にて個展開催。