midocoro | 展覧会の情報と「見どころ」
about POST
  • hako gallery | 東京都
  • RESPECTIVE CINEMA

  • 2022/5/13(Fri)〜5/15(Sun) 終了

展覧会の見どころ

2020年夏に開始した「RESPECTIVE CINEMA」プロジェクトは、人々が「シネマティック」という言葉から思い浮かべるイメージを収集する試みです。観客として映画に接している人々を被写体に、「シネマティック」という言葉から連想する場所やシーンをヒントに各々のタブロー写真を制作しています。昔ながらのスーパー35ミリフィルムカメラをフォーマットに選び、現在でも商業映画制作で用いられるKODAK VISION3 250Dを映画同様の現像処理を行って画像を得ています。
この試みでは、いつもは映画の観客である被写体自身が役者でもあり、完成される写真のオリジナルなイメージを提供するディレクターの役割も果たします。日常の空間、個人の記憶や歴史がスクリーンの向こう側の世界と出会うことで、マージナルなイメージを生み出します。この私的な映画的表現の探求は、同時に、被写体となって下さった方々の人生をも色濃く写す類い稀な写真となりました。

TAKAO YAMAGUCHI

展覧会内容

見どころ:
日本写真印刷コミュニケーションズ株式会社様ご協力のもと、街頭広告などで用いられ るライトボックス(B0サイズ)による写真展示を1点のみ特別に行います。写真という媒 体よりも光を意識させるような、ジェフ・ウォールやハンナ・スターキーを彷彿とさせる シネマティックかつダイナミックな写真の魅力をご体感いただけます。その他の写真は、 A2サイズのプリントを中心に展示いたします。
出展品数:23点

山口 卓夫 | Cinematographer & Photographer
1984年札幌生まれ。子供の頃から映画が好きで、シネマトグラファーになる。
2019年にイギリスのコーンウォール地方にある名門芸術大学であるファルマス大学のOnline BA Top-upに入学し現代写真を学ぶ。2020年より同大学のMAに進み、自身の映画への情熱を基に写真における映画的表現を探求している。

基本情報/アクセス

展覧会名
RESPECTIVE CINEMA
会期
2022/5/13(Fri)〜5/15(Sun)
会場
hako gallery
住所
〒151-0066 東京都渋谷区西原3丁目1-4
マップ