本展は、社会問題となっている「さべつ」に対する作家の多面的な考察をもとに制作された新作31点を一挙に紹介する初個展です。そもそも、なぜ差別が生まれるのか、差別が生むのは良くない問題だけなのか。疑問を持つことさえ躊躇われるような所まで踏み込むことで、新たな向き合いかたの発見を試みます。
先行きが見えず不安を感じている今日も、好きなことに熱中する今日も、誰かを愛する今日も、他の何かと差別をすることでここにあります。様々な問いが集約されたこの展示が、差別に対する新たな視点を見つけていただける機会になれば幸いです。
高梨優和展
「さべつ」
会期:2022年7/3(日)〜 7/13(水)
開館時間:10:00〜18:00
在廊日:7/3(日), 6(水), 8(金), 9(土), 10(日), 13(水)
会場:CLAPTON GALLERY
住所:150-0001
東京都渋谷区神宮前2-13-8 アビターレ神宮前 B-2
会場Instagram:
https://www.instagram.com/eric_clapton_gallery/?hl=ja
※当ギャラリーは完全アポイント制になります。ご来場前に必ずギャラリーの方へDMにてご連絡ください。(アーティスト在廊日にお越しの場合、ご連絡は不要です)
◆作家情報
高梨優和
特定の表現方法やスタイルを取ることへの拒絶から、インスタレーション、パフォーマンス、絵画、彫刻など、多様なコンセプチュアルアート作品を制作してきた。彼の特質は、現代社会の諸問題がいかなるきっかけによって生成されるのかを、作品を通じて考察している点にある。スイッチを押すことで鑑賞が可能になる絵、無関係な単語が書かれた物体、不明な彫刻で満たされた空間。簡潔で、無駄な表現が排された諸作品は、現代社会の一部を抽出した「標本」と見ることもできる。
Instagram:https://www.instagram.com/yuwatakanashi/?hl=ja
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