- 伊勢丹浦和店6階 ザ・ステージ#6アート | 埼玉県
斎藤 理絵展 ー令和の竜宮城ー
- 2022/12/14(Wed)〜12/20(Tue) 終了
龍や人魚、金魚や鯉、河童など、水に生きる”あやかし”たちを描く斎藤理絵の個展です。
想像上の生き物を善悪の判断なく一緒に受け入れてくれる場所が『竜宮城』であったらいいな、そんな作者の思いから湧き出た作品たちです。
古今東西の伝承や日本画の伝統的な技法を元にして先人たちの知恵を学びつつ、
現代に生きる芸術家としての解釈を加えて描かれるユーモアたっぷりの作品群は
混沌とした現代への1つの向き合い方を示してくれます。
本展では日本画作品約25点を展示いたします。
鑑賞しているうちに、つい時間を忘れる令和の竜宮城へ、さあいらっしゃいー!
12月14日(水)~12月20日(火)
10時から19時
最終日18:30まで
伊勢丹浦和店6階 ザ・ステージ#6アート
斎藤 理絵
Rie Saito
[作家略歴]
1990 東京生まれ
2020 京都造形芸術大学通信教育部 日本画コース卒業
2017~ 全国の百貨店でグループ展開催
2018 第44回全国現代童画展 新人賞
2020 第46回全国現代童画展 会友奨励賞
「花吹雪」F50号/日本画¥770,000 (税込)
人魚の寿命は300年とも1000年ともいわれますが、蟹や鯉の寿命はそれと比べれば一瞬です。寿命が300年あるとしたら人生で300回の春が来ることになり、10年ならば最大で10回の春が訪れます。(四季のある地域の場合)
この作品はそれぞれの生き物が春を楽しんでいる様子を描きました。寿命の長さは違っても、一瞬で咲き誇り、散っていく花を楽しむ心は一緒なのかもしれません。
「雲中遊竜図(紅白竜)」M8号/日本画/220,000 (税込)
「雲中遊竜図(黒竜)」M8号/日本画/¥220,000(税込)
「鯉が滝を登りきると竜になる」という登竜門伝説をもとに、鯉が竜に変化し、雲のなかを泳ぐ様子を描きました。
一般の竜の姿とは違い、鯉時代の鱗模様が残っているところが特徴です。
生まれながらの竜ではなくて、滝を登りきるという厳しい試練を乗り越えた鯉が竜になった姿を描きたいと思い制作しました。
英雄が機会を得て才能を発揮していくという「竜の雲を得る如し」ということわざにもあるように、人知れず続けてきた物事が日の目を浴びるようにと願いを込めた作品です。
「魚魚モダチ(トトモダチ)」F0号/日本画¥33,000 (税込)
この2匹の金魚はお友達なので「魚魚モダチ(トトモダチ)」というタイトルをつけました。
魚の別称「とと」と「友達」を合わせた造語が「魚魚モダチ(トトモダチ)」です。