- MU東心斎橋画廊 3F | 大阪府
石川 清也 ーPoison Swampー
- 2023/3/6(Mon)〜2/18(Sat) 終了
毒 沼:Poison Swamp
-それは、RPGゲームなどに登場する、足を踏み入れるだけで体力が奪われていく、
特殊な地形のことである。
そもそも毒とは何か? 毒は薬と表裏一体で、時と場合によって、
また別の者からの視点では毒も薬となり得る「曖昧な存在」である。
それであれば、この毒沼とは何なのか?
私は気が付かない内に毒沼にハマってしまっているのではないだろうか?-
本展「石川 清也 ーPoison Swampー」は”Poison Swamp”など、石川 清也の2020年以降の作品を中心に構成された展示会である。
石川 清也は2015年まで、人体の具象彫刻を愚直に制作していたのだが、
「彫刻における曖昧な存在」がテーマになって以降、それを透明樹脂で覆うようになる。
2020年、同じ技法を用いて、 “橋の下の雄牛” を制作する。これは、大阪の実家で家業を手伝いながらも、第2の故郷を想い、沖縄の伝統文化、闘牛をモチーフに制作した作品である。
これを契機に、2018年に報じられた「沖縄辺野古沖マヨネーズ状の軟弱地盤」から着想を得た“Divided Sea”など、自身のルーツでもある沖縄をテーマに交えて制作をし始める。
現在、2022年から制作している “Land”シリーズでは、自身のテーマを載せつつ、ファンタジー要素を加えた作品を展開している。
略歴
2023/02 沖縄県立芸術大学 美術工芸学部 美術学科 彫刻専攻 非常勤講師 /在職中
2018/03 沖縄県立芸術大学 造形芸術研究科 環境造形専攻 彫刻専修 /修了
1993/07 大阪府生まれ
LandーPoison Swamp 2022
Devided Sea 2022
橋の下の雄牛 2020