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  • 日本橋髙島屋S.C.本館 6階 美術画廊 | 東京都
  • 紫舟 髙島屋巡回展 「祈り ~産んでもらっただけで一生かけても返せない恩がある~」

  • 2020/11/4(Wed)〜11/10(Tue) 終了

展覧会の見どころ

期待を胸にむかえた2020年。
予想だにしない事態に、蔓延したのは人の「心の汚れ」だったのかもしれません。遠くの力ある人物の失態をよろこび、さげすみ、浮かばれたかのような錯覚を感じたり。身近な人への正論を掲げた批判は、本当に自分を正しく偉い存在にしてくれたのでしょうか?
自らを省みれば、その愚かさは、わたしの中にも在りました。弱くてダメな自分、困難に勇敢に立ち向かう強さ、すべてわたしの中に在る。だれかを誹謗することで自身の愚かさをひた隠しにするのではなく、己の愚かさや汚れた心の存在を知り、自身で気づくことで、愚かさは去ってゆくと知りました。
『他者を観ず、他者を注意せず、他者を直さず。自己を観る、自己を注意する、自己を直す』天平時代に、聖武天皇や僧侶たちが大仏建立に至った行動は「祈り」、平安を失った人の心や行いを落ち着かせ、死への恐怖を和らげてくれました。いま祈りの力は、アートにもある。そう信じて、髙島屋での展覧会を開催いたします。

東京新美術

展覧会内容

紫舟シシュー
書家/アーティスト

日本の伝統文化である「書」を、絵、彫刻、メディアアートへと昇華させ、文字に内包される感情や理を引き出す。その作品は唯一無二の現代アートであり、日本の思想や文化を世界に発信している。

2014年、フランス・ルーヴル美術館地下会場でのフランス国民美術協会展にて、書画で金賞、彫刻で最高位金賞を日本人初のダブル受賞。翌年同展の「主賓招待アーティスト」に選出され、日本人では横山大観以来の快挙となる。

2015年、イタリア・ミラノ国際博覧会にて日本館のエントランス展示を手掛け、同館は展示デザイン部門で金賞を受賞。

2017年、天皇皇后両陛下(現、上皇上皇后両陛下)が『紫舟』展に行幸啓され、紫舟は拝謁の彌榮を賜り、自ら作品をご案内。

代表作:NHK大河ドラマ『龍馬伝』、美術番組『美の壺』、伊勢神宮『祝御遷宮』、内閣官房『JAPAN』、ディズニー・ピクサー『喜悲怒嫌怖』、SHISEIDOグローバル展開製品のパッケージ、など。

基本情報/アクセス

展覧会名
紫舟 髙島屋巡回展 「祈り ~産んでもらっただけで一生かけても返せない恩がある~」
会期
2020/11/4(Wed)〜11/10(Tue)
会場
日本橋髙島屋S.C.本館 6階 美術画廊
住所
〒103-8265 東京都中央区日本橋2丁目4-1
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