- アートスペースキムラASK？ | 東京都
KAO’RU Exhibition 18 執事ロドリゴ・カッジャーノのつぶやき
- 2023/12/18(Mon)〜12/24(Sun) 終了
-コンセプト-
写真表現の可能性を信じ、その場にあるものをそのままに撮影する写真表現方法ではなく、「自然が生み出す造形と人工物の融合」をテーマに、「数種の植物」・「義眼」・「和紙」・「リボン」を組み合わせ、自身の世界観を表現するより創作度の高い写真作品を撮影。
また、従来の印画紙プリント法だけではなく、印画紙に金粉・箔を特殊方法によって吸着することで、独特の風合いを持つ作品を作り出し、何枚もプリントができるという従来のイメージではなく、１点物のオリジナル性を持たせている。
また、印画紙プリントのみではなく、数年前より確立してきた、ダイレクト昇華プリント技法を用いて、印画紙ではできなかった大きさのオーガンジー生地への出力プリントによる、空間アートでコンセプトにある創造した世界を表現する。写真技法がベースではあるが新たな表現方法の可能性があることを示していきたい。
ストーリー
予期せずボフィーカで数年を過ごす事となったA.マルキニ。
そんなマルキニを献身的に支えた執事ロドリゴ。
「彼の支えがなければボフィーカの印象は全く違うものであっただろう。彼には感謝の言葉しかない。」
ロドリゴの視点を通して、ボフィーカの世界観とマルキニの人物像を紹介する
【補足】
＊マルキニ回想録 「Memoirs of Boficca 」
8世紀の著述家：アルベルト・マルキニ（Alberto Marchini）によって書かれた旅行記。
＊ボフィーカ 「Boficca（bəfikə）」
マルキニ回想録の中に、ボフィーカ 「Boficca（bəfikə）」 という場所を訪れたという記述が残る。
回想録には、ボフィーカの植物や生活する人々の様子が多く書かれており、生き物と自然が調和して暮らす理想の国とされている。ただ、私達の住む世界とは様々な点で違いが見出され、ボフィーカは彼の夢の中に存在した世界なのか異世界へ空間を移動したのか、何処にあってどうやって行けたのか、今もまったく分かっていない。各地にボフィーカの事を指すのではないかと想像ができる伝説や神話を見聞きすることができるがその存在は未だ解明されていない。
作家プロフィール
ＫＡＯ’ＲＵ® shibahara （柴原 薫） 公益社団法人 日本写真家協会（JPS）正会員
ホームページ ： http//:www.kaorushibahara.com
１９６７年名古屋生まれ。ニューヨークにてフォトグラファーとして活動後帰国。
アーティストとして「自然が生み出す造形と人工物の融合」をテーマに、
「数種の植物」・「義眼」・「和紙」・「リボン」を組み合わせ、人の心に脈々と受け継がれる自然に対する敬意の感覚を見つめ直し、内なる記憶を辿りなら、自身の世界観を表現することで未だ心の奥底に潜む自然への畏敬の念の再認識を促す。個展・グループ展多数
入賞・受賞歴（2022～2023）
くどやま芸術祭２０２３ 旧松岡化粧品店 和歌山県伊都郡九度山町
カンカク展＃1 カンカク賞 福岡アジア美術館
部屋に飾りたい作品展 優秀賞 410Gallery 福岡
亀山トリエンナーレ２０２２ 崖の上のギャラリー 三重県亀山市
バーチャルアート美術館 COCOWARP 参加
Monster Exhibition 2021
refocus World Photo Annual Nominee
NY Photography Award 2022 Silver Winner
18ｔｈ・19th The Pollux Awards Nominee
8ｔｈ・9th Fine Art Photography Award Nominee
16th Annual International Color Award Professional Still Life Honorable Mention
Chelsea International Photography Award
London Photography Awards Honorable Mentions
15ｔｈ Annual International Color Award Professional Still Life NOMINEES