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  • ギャラリー自由が丘 | 東京都
  • 木白 牧 個展 「方舟 Arks」

  • 2024/2/22(Thu)〜2/27(Tue) 終了

展覧会の見どころ

命とは世代を重ねながら時の海を航海する船のようです。

木白はサイエンス出身の経験から自然科学と芸術のハイブリッドな視点で世界の秩序や生命の本質を俯瞰し視覚化する作品制作を行っています。本個展では代表作である鯨に地図を重ねた方舟シリーズを約40点展示いたします。現代の自然界を侵襲する廃プラスチック問題を扱った作品も発表いたします。

現代の人新世は自然環境に地球規模の変化が生じている時代です。私たちの命や取り囲む世界について考えるきっかけになれば幸いです。

木白 牧

展覧会内容

1975年滋賀県生まれ、神奈川県在住。2005年大阪府立大学(現 大阪公立大学)農学生命科学研究科獣医学専攻博士課程修了、博士号(獣医学)取得。在学中より独学にて作品制作を始め、水産庁および国立研究開発法人水産研究・教育機構雇用、鯨類調査員を務める側で制作を行う。2010年に出産と育児のため作品制作を一時休止するも、2017年再開、2018年より本格的に作家活動を開始。近年は公募展やギャラリーのグループ展などで半立体の平面作品を中心に発表する。主な入選・受賞歴に「第4回星乃珈琲店絵画コンテスト、優秀賞(土方明司賞)」(2019年)、「IAG AWARDS 2020」(2020年)、「第3回公募アートハウスおやべ現代造形展」(2021年)、「IAG AWARDS 2023、準漫喜利大賞」(2023年)、「いい芽ふくら芽RS、優秀賞」(2023年)がある。

自然への畏怖や共感といった古来受け継がれる日本的な心性に自然科学由来の視点を加え、
自然界の秩序や生命の本質について追究する表現を模索している。具体的には細胞→鯨(個体)→地図(社会)という自然界の階層を貫くモチーフを並列に使い命と世界の俯瞰図、小宇宙を制作している。
日常の物や図像を芸術に用いる現代アートの手法を応用し、日常(現代社会)、美術史、生物学、自分史からパーツをサンプリングし繋ぎ合わせることで新たな世界観を構築している。自然観に由来する日本の美意識と欧米の哲学的要素を融合させた作品を目指す。主にアクリル画をベースにした半立体平面作品を作る。

  • 大地の方舟_クライシスから/ミクストメディア/P15/2023

  • 大地の方舟_明日の希望/ミクストメディア/P10/2023

  • TOKYO MONSTER_GoTo極楽_8/ミクストメディア/F20/2022

  • TOKYO MONSTER_GoTo極楽_文字の共存/ミクストメディア/F6/2022

基本情報/アクセス

展覧会名
木白 牧 個展 「方舟 Arks」
会期
2024/2/22(Thu)〜2/27(Tue)
会場
ギャラリー自由が丘
住所
〒158-0083 東京都世田谷区奥沢5丁目41-2 アトラス自由が丘ビル1F
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