- MAG 南森町アートギャラリー | 大阪府
7th FOTOSQUARE photo exhibition
- 2024/9/24(Tue)〜9/29(Sun) 終了
正方形の世界に魅せられた、主宰 河原雅夫とメンバー4名の銀塩フィルム写真の写真展です。
メンバー全員が、最後のプリント制作まで自らの手で仕上げています。
「光画」とは、写真の英語 photograph を直訳した言葉です。
絵画が<絵の具で描く画>から「絵画」と呼ぶのと同じで、
<光(photo)で描く(graphy)画>から「光画」というのは
ごく自然なことで、写真の本来の成り立ちに則した意味を持っています。
現在日本で広く認知されている
「写真」=「まこと(真)を写すもの」という考え方とは全く違う概念ですが、
写真に携わる者として、また本来の写真の姿を最もよく表している言葉として
「光画」という考え方を大切にしていきたいと考えています。
OPEN:12:00~19:00 (Last ~17:00)
MAG 南森町アートギャラリー(地下鉄堺筋線・谷町線「南森町駅」3番出口より徒歩5分)
本展覧会の写真は全て、フィルムで撮影し、銀塩印画紙にプリントしたものです。
現在、フィルム写真は絶滅寸前の危機にありますが、
ごく少数ながらフィルムで撮影し、暗室でプリントして作品を作り続けている人はいます。
かくいう私もその一人ですが、それは単にフィルムが好きということではありません。
フィルムで撮る時の集中力と心地よい緊張感は、私にとって何物にも代え難い魅力です。
「フィルムで撮って自分で焼く」=「手塩にかける」プロセスを大切にしたいのです。
片や、人の心が動く作品が作れるのなら、使う道具なんてなんでもいいじゃないか、
という気持ちも強くあります。
一見矛盾した考えのようですが、作品作りに向き合っているのは道具ではなく
結局作者自身だということは、いつの時代も変わらない真理だと、いま改めて実感しています。
ぜひご高覧いただければ幸いです。
FOTO SQUARE 主宰:河原 雅夫