本企画『青のおと』は、人影のない町並みを青白い色彩で描く永原トミヒロの絵画と、映像とピアノ演奏を組み合わせた作品を作る15歳の西尾壮右とのコラボレーション企画となります。
永原は、自身が生まれ育った忠岡町近辺の風景をモチーフにした油彩平面作品を発表し続けています。人影の途絶えた町並みを写真に撮り、絵画におこしていく作業の中で、土地の特色は失われ、道や町並み、長く延びる建物の影などの風景が、不安や郷愁を誘う青いモノクロームの絵画に換えられていきます。
大阪府内の私立中学校に通う西尾は、映像とピアノ演奏を融合した作品を作っています。日常の風景を切り取った映像は、時には15歳の甘酸っぱさを残しつつ、どこか懐かしい遠い記憶を思い起こさせます。今回の企画では、永原の絵画からイメージした映像作品にライブでピアノ演奏をおこないます。また、実際に展示された絵画からも即興で演奏をおこないます。
西尾の作品をインスタでたまたま見たという永原は、共通する世界観を感じ、「放っておけなくなった」と今回のコラボレーションに至った理由を語っています。本企画『青のおと』では、ほとんどが関西未発表の100号を超える大作の展示ですが「絵画・映像・音楽が合わさる瞬間を大事にしたいから」と1日のみ、3時間だけの展示となります。
あすとホールの空間を包む永原の「深い青の世界」と、15歳の西尾による映像とピアノ演奏の「アオい世界」はどう共鳴するのか、絵画・映像・音楽の新たな世界を感じてください。
*3月16日(日)14時開場、15時開演。終了予定17時
座席数100席 要予約:あすとほーる(℡0725-20-6778)入場無料
本企画『青のおと』は、人影のない町並みを青白い色彩で描く永原トミヒロの絵画と、映像とピアノ演奏を組み合わせた作品を作る15歳の西尾壮右とのコラボレーション企画となります。
永原は、自身が生まれ育った忠岡町近辺の風景をモチーフにした油彩平面作品を発表し続けています。人影の途絶えた町並みを写真に撮り、絵画におこしていく作業の中で、土地の特色は失われ、道や町並み、長く延びる建物の影などの風景が、不安や郷愁を誘う青いモノクロームの絵画に換えられていきます。
大阪府内の私立中学校に通う西尾は、映像とピアノ演奏を融合した作品を作っています。日常の風景を切り取った映像は、時には15歳の甘酸っぱさを残しつつ、どこか懐かしい遠い記憶を思い起こさせます。今回の企画では、永原の絵画からイメージした映像作品にライブでピアノ演奏をおこないます。また、実際に展示された絵画からも即興で演奏をおこないます。
西尾の作品をインスタでたまたま見たという永原は、共通する世界観を感じ、「放っておけなくなった」と今回のコラボレーションに至った理由を語っています。本企画『青のおと』では、ほとんどが関西未発表の100号を超える大作の展示ですが「絵画・映像・音楽が合わさる瞬間を大事にしたいから」と1日のみ、3時間だけの展示となります。
あすとホールの空間を包む永原の「深い青の世界」と、15歳の西尾による映像とピアノ演奏の「アオい世界」はどう共鳴するのか、絵画・映像・音楽の新たな世界を感じてください。
永原トミヒロ
1990年 大阪教育大学美術科卒業
■おもな個展
2003年 コバヤシ画廊/東京(05~24)
2008年 ギャラリーChai/ヘイリ・韓国(韓国 クムサンギャラリー企画)
2019年 正木美術館・正木記念邸/大阪 、 奈義町現代美術館/岡山
■おもなグループ展
2006年 「VOCA展2006現代美術の展望―新しい平面の作家たち」 上野の森美術館/東京
2007年 「平成17―18年度文化庁買上優秀美術作品披露展」 日本芸術院会館/東京
「ヘイリ・アジア青年作家プロジェクト」 ヘイリ芸術村/韓国
2013年 「第1回 損保ジャパン美術賞展FACE2013」 損保ジャパン東郷青児美術館/東京
2015年 「第3回 新・朦朧主義展」 東京画廊BTAP/北京
2023年 「美術と風土 アーティストが触れた伊那谷展」 飯田市美術博物館/長野など
さいたま国際芸術祭2023市民プログラム創発inさいたま『白昼の不安と憂鬱』
プラザノース・ノースギャラリー/さいたま市
■受賞その他
2006年 平成17年度文化庁買上優秀作品
2013年 第1回「損保ジャパン美術賞」展FACE2013 優秀賞
パブリックコレクション:文化庁
UNTITLED24-02 194×162㎝ Oil on canvas
UNTITLED24-01 194×324㎝ Oil on canvas
UNTITLED23-01 194×324㎝ Oil on canvas